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  • 2020年3月30日

オフィスを見直すことで働き方改革が進む?オフィス改善の3つのポイント

オフィスを見直すことで働き方改革が進む?

従来より「日本人は働き過ぎ」と呼ばれてきましたが、近年、働き方改革により、雇用のああり方、オフィス環境が大きく変化しようとしています。何の為に、変わり始めようとしているのでしょうか。「働き方改革とは何であるか」そして、変容する労働環境あり方について、紹介します。

働き方改革とは?

今、多数の企業が世界的な競争力の弱まりや人員不足による雇用問題などの多くの問題を解消するため、長時間勤務の修正やテレワークの導入といった「働き方」の改変に乗り出しています。

働き方改革をめぐる日本の状況とは

現在、日本の15~64歳の労働人口は少子高齢化の影響で減少しているのは多くの人に知られています。働き方改革とは簡単に言うと、一億総活躍社会を実現に向けた労働環境改善のための一連の施策です。

2013年時点での日本の総人口は約1億2730万人ですが、現在のペースまま減少していけば、さらに2050年までには9000万人、さらに2105年4500万人と減少の一途をたどることが予想されています。

これに対して労働人口は2013年は約8000人ですが、2015年には5000万人に減少すると予想されています。労働人口が減ることによりどんな問題が起こるのかというと、国全体の生産力や成長力の低下が起こるという点にあります。

働き方改革とは、長期的な労働を現実化する取り組み

結果として格差の固定化が進み、世界中が経済発展をする中、日本だけは発展しないで取り残されていく可能性があるのです。


働き方改革とはこうした事態を防ぐために出来たものです。具体的には労働の効率化を目指す、労働の多様性を確保する、長期間社会で活躍する環境づくりをしています。

また、働き方改革で何が変わるのかというと、テレワークの普及、時短勤務制度や育児、介護休暇制度の整備フレックスタイム制の導入非正社員と正社員の格差是非などをが変わるといわれています。

働き方改革とオフィスについて

働き方改革とオフィスについて
近年では働き方自体が変化しています。オフィスの目的であるビジネスの生産性を向上させ、業務を効率化し、社員のモチベーションを促すことが出来ます。

産業革命とオフィスについて

「オフィス」のはじまりは産業革命からと言われています。オフィスという機能を持った建物の歴史は14世紀ルネサンスのころまでさかのぼると言われています。

しかし、そのときはまた今と違ったオフィスだったようで、現代のように仕事と家庭が分離した「オフィス」が広がったのは18世紀後半の産業革命後だといわれています。こうやって考えるとかなり前から今のようなオフィスになったのですね。それまでの仕事は「雇い主の家」で働くことが多かったといわれています。

何故、産業革命から始まったのかというと、当時のイギリスでは蒸気機関車が発明され、輸送の発達とともに石炭の利用や製鉄業が発展していきました。さらに紡績工場を中心に多くの工場が建設されました。それがきっかけで管理業務者の執務を行う場としてオフィス工場が併設されていきました。

そして、オフィスビルが日本に持ち込まれたのは、明治時代となってからであり、日本におけるオフィスの歴史はおおよそ100年となります。そのころ日本のオフィスデザインやデスクや椅子は木製で現在のスチールや樹脂系素材ではありませんでした。

このころからオフィスのレイアウトは島型対向式のデスクレイアウトが採用されており、日本のオフィスは現在と変わりない様相になっています。

IT環境とオフィスの変化

ITが当たり前になった今、新しいオフィスデザインが求められています。コスト削減とIT通信技術を自由に使える機能面の実現があげられるほか、コミュニケーションを活発に行えるオフィスデザインが強く求められています。

企業にとってのオフィスデザインに期待していることは、見た目や視覚効果だけではなく機能や設備が取り入れられていることです。色彩効果や機能性の伴った家具の選定をすることも求められ、カフェスペースを作ることでコミュニケーションが出来るようになります。

つまり、これからは、ただ、仕事をするだけのオフィスということではなくなるのでしょう。人や企業が自然と集まってくるようなデザインが期待されています。

働き方改革とオフィス空間の変化

そして、働き方改革が進む中で最近では「オフィス不要」などもささやかれるようになりました。ですが、ほとんどの企業はオフィスは企業の顔であるため、対外的に企業価値を高めるために必要という考えもあるので、まだまだなくすわけにはいかないようです。

ただ、オフィスの空間は徐々に変化してきています。従来は起業には「モノを生み出す場所」としての価値が求められていました。

現代では、これに加えて新たなサービスや技術なども必要だといわれています。知識やアイデアを生み出す場所としての価値も求められているのです。今後のオフィスはデザインや機能性はもちろん、メンタルヘルス対策も踏まえた上で従業員に愛されるオフィス作りが必要となってきています。

今後は、仕事さえ出来れば良いという空間ではなくなっていくでしょう。このように、時代に伴いオフィスのあり方も変わってきます。

仕事をしている人たちは当たり前のようにオフィスに通っていますよね。中には自宅で仕事をしている人もいますが、実際はオフィスに行くことが多いです。産業革命以前には、オフィスがない時代もありますし、島式ばかりのオフィス形式ではなかった時代もあります。

つまり、仕事の仕方はその時代によって変化してきているのです。

まとめ|働き方改革は、オフィスとワークスタイルを見つめなおすきっかけになる

「働き方改革」は平易な道のりではありません。行政側も2027年度までのこれから先の10年間を眺めて策を考えています。

そんな「働き方改革」が言及される近頃、コワーキングスペースを利用して、自分の働き方、企業のオフィス空間を見直す人が増えています。ドロップインで、試しに使ってみることも可能ですので、気になるスペースがある人は、気軽に立ち寄ってみましょう。

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